当社が営業所をかまえる、中央区日本橋馬喰町は、隣接する日本橋横山町とともに、歴史のある問屋街として知られています。名称の「馬喰」は、元々は牛や馬の売買を行う仲介業者のことを言う「博労」と書いたそうです。「博労町」と呼ばれていたこの町が、いつしか「馬喰町」と言われるようになったとのことです。

1657年、明暦の大火の後に今の浅草橋へ関東郡代の屋敷が置かれました。それに伴い、地方から訴訟や裁判で江戸に来た人々のための旅籠屋が増えてきました。既に問屋街として発展していた横山町に隣接していたことから、江戸一番の旅館街としてだんだんと発展、栄えていったそうです。その流れから、旅館のほかにも江戸土産としての小間物、化粧品などを扱う店が増え、多くの商人が仕入れで足を運ぶようになり、馬喰町問屋街として今日まで続いています。
現在は衣料品を始めとし、アクセサリーやファッション雑貨、生活用品など、新しいデザインの最先端が集まる問屋街として、日本全国より多くの人が訪れています。